動画マニュアルの作り方とは?社内研修や教育に使える動画内製化ツールも紹介

動画制作

本稿は2021年05月17日公開の「「動画マニュアル」のメリットと種類、内製化できる動画制作ツールを紹介」を加筆修正したものです。

複雑な業務や操作方法を理解しやすくするため、動画マニュアルが注目を集めています。動画マニュアルとは、紙のマニュアルを動画化したもののこと。ただ音声を組み合わせるのではなく、効率良く学習できる工夫がされているものほどメリットは大きいといえます。

今回は社内研修や教育に役立つ動画マニュアルのメリットやデメリットについて理解を深めるとともに、簡単に内製化できる動画作成ツール、作り方のコツをまとめてご紹介します。

動画マニュアルの5つのメリット

動画マニュアルは「読ませる」ことなく「見せて聞かせる」ことで、紙マニュアルにありがちなデメリットを解消するものです。動画マニュアルならではのメリットを見ていきましょう。

1.手順がわかりやすい

動画マニュアルは映像と音を用いて、文字では伝えにくい手順や動作を視覚的に伝えます。文字だけのマニュアルよりも直感的に理解しやすく、細かなニュアンスも伝わりやすくなるのがメリットです。記憶にも残りやすいでしょう。

2.時間や場所の制約がなくなる

動画マニュアルを自社サイトやYouTubeにアップすれば、PCやタブレットなど様々なデバイスからすぐに閲覧できます。物理的な保管場所にも困りませんし、研修や説明会に足を運ぶ必要もなくなります。時間や場所の制約なく、いつでも教育が受けられます。

3.知識を標準化できる

動画マニュアルでノウハウを共有することで、知識を標準化することができます。属人化することを防げるので、教育担当によって教育レベルに差が出ることもありません。レクチャーする人員の手間を削減できるのもメリットです。

4.ペーパーレス化で印刷コスト削減

紙から動画マニュアルにすることで印刷コストを削減できます。ペーパーレス化は、会社にとっても環境にとってもエコで優しい取り組みです。郵送コストをかけずに、多くの人に共有できるのは大きなメリットですね。

5.営業ツールとしても使える

製品やサービスを説明する動画マニュアルなら、お客様向けの営業ツールとしても活用できます。具体的な使い方や利用シーンをイメージしやすく、より質の高いプレゼンテーションも可能になります。

動画マニュアルのデメリット

メリットの多い動画マニュアルですが、いくつかデメリットもあります。社内研修に動画マニュアルを導入する際は、デメリットをどう解決するかが重要になります。

動画作成コスト・再生環境が必要

動画マニュアルを作成するときは外注するか内製するかになりますが、どちらにしても制作コストや制作期間が必要になります。また、マニュアル内容に変更があった場合は、再撮影や再編集の手間が大きくなります。

また、動画マニュアルを再生できる環境があるかどうかも重要です。動画マニュアルが最大限に効果を発揮できるのは、PCやタブレットなどのデバイスやWi-Fiなどの通信環境が準備できてこそ。紙マニュアルの動画化を考えるなら、動画作成コストや再生環境の確認をするようにしましょう。

動画マニュアルの種類と事例

動画化できるマニュアルの種類と具体例について、YouTube動画の他社事例を一部交えながら解説します。

業務フローマニュアル

業務フローマニュアルは、業務の流れや手順を解説したものです。

動画マニュアルでは映像によって情報の切り分けを明確にし、未経験のスタッフでも業務全体を把握しやすい環境に整えます。

例えば、フィットネスジムで運動経験の少ない受付担当のスタッフに動画マニュアルを渡す場合、運動のコツやポイントも同時につかんでもらえるでしょう。

研修マニュアル

研修マニュアルは、会社の利益に貢献する人材を育てるためのものです。

動画マニュアルではOJTやマネジメント研修をケース別に分類して管理でき、紙マニュアルのデメリットである「目次の混雑」を防ぎます。

【他社事例】KURS新人研修用ビデオマニュアル

工場や製造業では工程ごとにマニュアルを導入することもあり、その度に構成設計が必要です。動画コンテンツに分類すればケースごとの状況を判断しやすく、イレギュラー対応時の備えもすばやく用意できます。

営業・接客マニュアル

営業・接客の動画マニュアルでは、商談・接客・電話対応といったノウハウを、より実践に近い視点から学べます。

プロセスが細分化している営業は、マニュアル容量が多く更新率も高めです。動画コンテンツに切り替えることでプロセスをイメージとして処理でき、更新の度発生する社内の印刷コスト削減につながります。

製品・サービスマニュアル

製品・サービスマニュアルは、取扱説明書やチュートリアルのことを指します。

動画マニュアルで提供するとユーザーは直感的に操作や動作を理解できます。また、製品やサービスにアップデートのある場合でもスムーズに情報を取得することが可能です。営業ツールやカスタマーサポートツールとしても機能します。

【他社事例】エプソン・プリンターの開梱とセットアップ

インクジェットプリンターの設定はセットアップがやや複雑。本来は数十ページに及ぶ説明書を必要とする一方、動画マニュアルでの提供なら数分の映像で要所を学べます。

動画内製化できるマニュアル動画作成ツール4選

動画作成を外注するとなると打ち合わせのための資料作りも大変ですし、コストもかかってしまいます。いまはスマホがあれば動画の撮影もできますし、パワーポイントやアプリを扱う感覚で動画編集できるマニュアル動画作成ソフトもたくさんあります。

動画マニュアル作成に最適な動画作成ツールを4つご紹介します。

COCOMITE/コニカミノルタ株式会社

無料トライアル30日間
利用料金22,000円〜/月
サポート電話サポートあり

COCOMITEは動画、Word、Excel、パワーポイントなど様々な形式のマニュアルを作成できる動画制作ツールです。

基本レイアウトに文章を入力する仕様となっており、簡単な操作に基づいて一本の動画マニュアルが仕上がります。

さらに、パソコン、スマホ、タブレットなどのマルチデバイスに対応。これまで動画内製化にリスクを感じていた人も、低コストで気軽に扱える利点があります。

TEんDO/株式会社テンダ

無料トライアル30日間
利用料金68,000円/月
サポートヘルプデスク体制

マニュアル自動作成ソフトTEんDoは、クラウドに基づく動画制作ツールです。制作後はひとつの場所で管理でき、更新の手間もそれほどかかりません。

製品デモからeラーニングコンテンツなど様々な動画マニュアルを内製化でき、制作後はOfficeのWord、Excel、パワーポイントなどに出力可能です。

作り方やサンプルは未公開ですが、ツールを30日間体験できる無料トライアルも用意されています。動画制作で行き詰まったらヘルプデスク体制のカスタマーサービスを利用するとよいでしょう。

tebiki/ピナクルズ株式会社

クラウド動画教育システムtebikiは、現場スタッフが動画マニュアルをかんたんに作成できる新人教育システムです。スマホで普段のOJTを撮影するだけで、誰でもかんたんに動画マニュアルが作成できます。

字幕自動生成、自動翻訳、映像編集、図形挿入が直感的な操作で可能。サポート体制も充実しています。

無料トライアルあり
利用料金利用規模によって異なる
サポートヘルプデスク体制

AirCourse/KIYOラーニング株式会社

AirCourse(エアコース)は、研修動画によって企業の人材育成の悩みを解決するクラウドサービスです。

撮影した動画をアップするだけで、オリジナルの研修コースや動画マニュアルが作成でき、社内やグループ内に配信できます。研修や業務手順を動画にして共有するほか、あらかじめ用意されている研修動画を見ることもできます。

無料トライアルフリープランあり
利用料金フリープラン0円、ベーシックプラン月額360円/1ユーザー、コンテンツプラスプラン月額600円/1ユーザー
動画制作支援システムベーシックプラン、コンテンツプラスプランでサポート対応あり

わかりやすい動画マニュアルを作るコツ

動画マニュアルを作成するときは、あれもこれも詰め込みすぎず、必ず「テーマ」を決めるようにしましょう。動画マニュアルひとつにつきテーマはひとつが基本です。テーマが決まったら、実際に構成案や台本を書き出してみましょう。

わかりやすい動画マニュアルを作成するコツは次の3つです。

  • 音声にテロップを入れる
  • ハイライトや矢印で指定箇所を強調する
  • 再生時間の長さに気を付ける

テロップの役割は、注意点の見落としを防止する他、音声の聞き取りにくい方への配慮を兼ねるものです。動画制作の中でも大切なポイントとなるため、忘れずに挿入しましょう。

また、動画の再生時間は長すぎてもいけません。見る側の集中力を損なわないよう要点を絞ってコンパクトにまとめます。

以上のように、誰にとっても安心できる工夫を施し、最後までスムーズに試聴してもらえる動画マニュアルを作成しましょう。

まとめ

動画マニュアルは、紙マニュアルで懸念されるデメリットをカバーするものです。操作手順や動作がわかりやすいので、見る側も多様なインスピレーションを得られるでしょう。

今回は動画マニュアルに焦点をあてて解説しましたが、場合によっては動画では伝えにくい内容もあるかと思います。動画コンテンツに起こすもの、紙にまとめるもの、双方をうまく使い分けて社内研修や教育に活かしてくださいね。

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