100社取材してわかった「インタビュー動画」の作り方と編集のコツ:後編

動画制作

「いいインタビュー動画を作るには、どのように撮影するといいでしょうか」

顧客や企業の生の声が聞ける、とインタビュー動画を導入する企業が急増しました。

競合と比較されることは当たり前のご時世、いかにユーザーの信頼や興味を獲得できるかが勝負となりますね。

前回の記事では、インタビュー動画の制作ポイントとして事前準備の重要性についてご紹介いたしました。

今回は引き続き、これからインタビュー動画を制作しようと検討している方へ、100社ほどの取材を行った結果わかった「制作のポイント」のうち、撮影・編集に関して解説していきます。

インタビュー動画の構成案の考え方

NayutaTV制作動画:【ショップジャパン】あのヒット商品の裏側を公開!! |株式会社オークローンマーケティング

まずは前回のおさらいですが、「動画の目的と構成案」は準備できていますか?

上記のインタビュー動画を例に、実際に弊社が作成したインタビュー動画構成をご紹介します。

1.動画の目的と大まかな流れを決める

まずは「どんな商品・サービスを行っているか」「どのような目的で取材するか」を話合います。その際、大まかな動画の流れも同時に組み立てていきます。

<目的>
動画を通して、「ショップジャパンのあの商品って自社開発していたんだ!」という驚きとともに親近感を持っていただく。

<大まかな流れ>
クッキングプロが生まれたお話(リニューアルPJの内容)
 ↓
ショップジャパンの商品開発で大切にしていること
 ↓
今後の展望(お家の快適化をめざしているお話)

2.詳細な台本を作る

打ち合わせが終わり、大まかな骨組みができあがったら、具体的にリポーター(インタビュアー)のセリフとインタビュイーに話してほしいことを台本にまとめていきます。

▼実際のタイムライン兼台本

この際、あえてインタビュイーのセリフを入れず「こんなことを話してほしい」と概要のみをお渡しするのがコツです。その主な理由は、セリフとしてがっちりと決めてしまうと、インタビュイーが緊張しやすくなり、リアリティが薄くなることがあるためです。

せっかく商品に魅力があっても、その紹介が棒読みになってしまったり、いかにもセリフを読んでいますといった形になると「やらせ」のような、わざとらしい感じとなり勿体無いですよね。

もちろん、取材先によってはセリフとして台本を準備する企業もありましたが、できるだけ自然体でお話いただくようにお願いしています。

こちらの構成はあくまで弊社なりの例ですので、これから初めてインタビュー動画を制作される方はすでに配信されている様々なインタビュー動画を参考に「逆箱」してみるのもいいですよ。

▼逆箱とは?

インタビュー動画 撮影のコツ

必要な準備が整ったら、いよいよ撮影を開始します。

出演者にはピンマイクを付け、撮影位置についてもらい映像と音のチェックをします。

チェックが完了したら、本番に臨みます。

撮影に際していくつかのポイントを見ていきましょう。

撮影ポイント1・「周囲の音と物に気を付けよう」

これは現場に着いてからわかることが多いのですが、撮影場所を指定された場合、その周辺で大きな物音や話声などが頻繁に鳴らないか確認しておく必要があります。

小さな音や声であれば、ピンマイクの設定によって入らないように調整することも可能です。

しかし、救急車両や通行人、ペットのお散歩などでワンちゃんの声が入るなどした場合、そのシーンを何度も取り直すといったことにもなります。

また、撮影にはある程度の広さが必要です。

映ってはいけない部分や物が入り込まないよう、取材先に事前の確認と可能であれば移動をお願いしておきましょう。

撮影ポイント2・「短く区切って撮影する」

インタビューだからといって、ずっと録画を回していくのではなく、シーンごとに短く区切っての撮影をおすすめします。

例えば、インタビュアーの質問シーンであればインタビュアーのみを映し、質問のセリフを言ったところで一度止め、違和感がないか、その話し方で良いのかをチェックしましょう。

良いカットが撮影できたら、あらためて質問シーンの最後の一言からインタビュイーの回答シーンへと入るように撮影すると、編集で自然につなげやすくなります。

また、途中で言い間違えてしまったり、万が一話してはいけないことを話してしまったときにも、短く区切って撮影しているため、直前の話から撮り直しがしやすくなります。

撮影ポイント3・「事前に決めた内容で撮影をお願いする」

基本的には台本通りに決められた内容でのお話をしてくださる方が多いのですが、中には思いついたように非常に自由にお話してくださる方もいます。

もちろん、その方が自然でリアリティのある動画になりますが、撮影時間の制限や構成に沿わない話があると、編集の際に非常に手間がかかることにもなります。

インタビュイーにはシーンごとの撮影前に「このシーンでは○○についてお話いただき、そのあと

××についてお話いただきます」とコミュニケーションをとりながら撮影を行いましょう。

撮影ポイント4・「出演者の緊張をほぐす」

これが一番重要かつ難しいポイントです。

インタビューをされる側は、ほとんどの方が緊張して撮影に臨みます。

質問を事前に決めているとはいえ、撮影本番になったら緊張して頭の中が真っ白に……という人もいます。急にカメラを向けられたら、表情もぎこちなくなることもあります。

インタビュー動画では、いかに自然な表情と声が撮影できるかが重要です。

まず映像と音のチェックをしながら雑談をしてリラックスした雰囲気をつくりましょう。

例えば、出演者がすてきなネイルをしていたら「そのネイル素敵ですね!」、撮影場所がオシャレな空間であれば「こんなオシャレなところで撮影なんて緊張しちゃいますね」など、その場所や服装などについて話題を広げてみるのもよいでしょう。

撮影ポイント5・「カンペを用意しない、演技指導はしない」

こちらはポイント3に近いことではありますが、カンペを読みながら撮影を行うと、表情は硬くなり、声の抑揚が少なくなるため自然さが欠けてしまいます。

また、細かな演技指導などを行った場合も同じく、その人の自然な表情や話し方を抑制してしまう可能性があります。

エンタメ性のある動画であれば、演技を入れたほうが盛り上がるという場合もありますが、インタビュー動画ではいかに出演者の自然体を切り取れるか、を重視して撮影しましょう。

撮影ポイント6・「複数のアングルから撮影する」

事前準備のカメラ台数について「同じ画角からの映像だけでは視聴に飽きが生じる」と解説したとおりですが、カメラは正面からの1台だけではなく、出演者一人につき1台ずつ設置しておきましょう。

カメラアングルの違い

違ったアングルの映像を利用すると動画にリズムが生まれやすくなります。

また、クローズアップのアングルは出演者の目線を捉えるという大切な役割もあります。

通常、誰かと話をしているとき、ここを覚えてほしい・興味を持ってほしいという時には、相手の目をじっと見て話すことが多いのではないでしょうか。

それと同じく、撮影時もできるかぎり出演者の目線を捉えた映像は、視聴者に「ここが重要ですよ」と知らせることができ、その商品やサービスへの味・関心を引き出せるでしょう。

カメラ位置の30度ルール

出演者の胸から上が映るクローズアップでのカメラ位置は、ワイドショットを撮影しているカメラと出演者に対して、30度以上離れた位置に設置すると自然なクローズアップの映像が撮影できます。

そうすると、編集でカットをつないだ時にも違和感なく自然な仕上がりとなります。

インタビュー動画 編集のコツ

無事に撮影を終えたら、編集作業に入ります。

編集では、映像と音声を違和感なくつなぎ、BGMやジングルの選定などを行います。

その中でもここは押さえておくとよいポイントを解説します。

編集ポイント1・「テロップを入れる」

動画配信サービスでは、字幕機能などもありますが自動翻訳であったり、漢字によって意味が変わってくるような話の際には間違ったテキストが表示されてしまう場合があります。

面倒でも話したことをテキスト化し、テロップで表示しましょう。

特に、近年ではスマートフォンなどを利用して移動中や休憩中に無音で視聴する人も増えているので、何を話しているのかがテキスト情報で確認できるといいですね。

また、重要なキーワードを他と違ったアニメーションで表現することで、記憶に残りやすくできる効果もあります。インタビューの内容に則したテロップを適宜入れていきましょう。

編集ポイント2・「ジングルで注意を引く」

先ほど無音での視聴が増えていると解説しましたが、その逆にラジオのように音声のみを聞くといった視聴者もいます。その場合には目で見える情報が届かなくなるため、音で情報の重要性などを伝えることが必要です。

▼ジングルについての詳細は以下の記事で解説しています。

編集ポイント3・「資料などをインサートする」

インサートとは、言葉だけでは伝えづらい商品・サービスの特徴などを、わかりやすくなるように補足説明ができる資料や他の映像を挿入することです。

例えば、動画構成例として上げさせていただいた株式会社オークローンマーケティング様の動画では、商品のみをじっくりと映した映像やごはんが炊きあがった写真などを用いることで、視聴者の興味・関心を引き出せるようにしています。

その他にも、数値の増減を話す際にはグラフがあるほうがわかりやすく、事例を話す際には実際に利用しているシーンを写真でもいいので差し込むだけで、リアリティが増しますね。

まとめ

100社のインタビュー動画を制作してわかった「インタビュー動画の制作ポイント」について、撮影と編集のコツを解説いたしました。

インタビュー動画の制作には撮影機材や校正案などの準備や注意も多いため、クオリティの高いインタビュー動画を作るなら制作会社への依頼もおすすめです。

インタビュー動画の活用事例を知りたい、動画制作についてもっと知りたい方は弊社NayutaTVのYouTubeにて、チャンネル登録いただけましたら幸いです。皆様のご視聴、お待ちしております。

http://www.youtube.com/c/NayutaTV


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