丸・四角・三角でOK!初心者でもできる絵コンテの書き方【テンプレートダウンロード】

動画制作

動画元年と言われた2016年から5年、実際に動画マーケティングや動画広告に参入する企業が大幅に増えました。

2021年4月9日には日経社が「トレンドマップ2021上半期」を発表し、経済インパクトを与えたキーワードとして「動画マーケティング」が選出されています。

そんななか、多くのマーケティング担当者が頭を抱えているのが「ちょっと動画マーケティングやってよ」という突然のオーダー。動画制作会社を探したり、機材をそろえたり、広告媒体の選定および設定など、動画マーケティングをはじめるには多くの準備が必要です。

特に動画制作といったクリエイティブなものは質のコントロールが難しいと言われています。制作会社に依頼したからといって、必ずしもイメージ通りの動画ができるとはかぎりません。

今回はそんな突然のオーダーでお困りの動画初心者向けに、「動画制作で絵コンテを準備するメリット」と「図形だけで書ける絵コンテ」をわかりやすく解説します。

動画制作で「絵コンテ」を準備するメリット

頭の中にある完成イメージを誰かに共有するには、図やテキストで具体化・明文化する必要がありますね。

動画や広告制作などのクリエイティブなものほど、頭の中にあるイメージをいかにわかりやすく伝えられえるかが重要です。

例えば、漫画家の方が編集者と打ち合わせする際には、大まかなイメージとしてネームと呼ばれるラフスケッチを見せて話をします。大まかでもキャラクターの立ち位置や表情などが伝わることで、文章や口頭だけでの説明をよりわかりやすくしてくれます。

動画の場合も同じです。完成イメージのラフスケッチである「絵コンテ」を準備しましょう。

絵コンテを作るメリットは何と言っても「イメージが伝わりやすくなること」ですが、他にも以下のようなものがあります。

  • 関係者へ簡単に完成イメージを共有できる
  • 撮影や編集の計画が立てやすくなる
  • 動画の流れや構成などの考えをまとめられる

もちろん、絵コンテを作成する手間が増えることはデメリットですが、そのひと手間が動画制作全体のクオリティを一段アップしてくれます。

初心者でもできる絵コンテの書き方

さて、絵コンテのメリットをご紹介しましたが、実際に「どうやって絵コンテを書けばいいかわからない」という方が多いと思います。

そこで、NayutaTV(旧Biz9)にて動画初心者が担当したインタビュー動画を例として、制作の流れと絵コンテ作成のポイントを解説していきましょう。

最初はざっくりとしたイメージを箇条書き

今回取り上げる動画は、産地直送の美味しい魚介が購入できる株式会社SAKAMAのサービスです。

取材先との打合せ後に担当がイメージした動画構成は以下のようなざっくりとしたものでした。

  1. リポーターがアプリをいじってお魚注文
  2. お魚届いて、アップでどーん
  3. 届いたお魚の解説と調理のコツ
  4. リポーターがお魚食べて「美味しい!」

何となくこれでも伝わりそうですが、取材先にも共有するのにこのままではいけませんね。

絵ではなくテキストで構成案を作成

クリックして拡大

先ほどのざっくりしたイメージを次は「序盤・中盤・終盤」の3幕構成でテキストに起こします。

ここまで書くと動画制作に慣れていればおおよそ完成イメージが担当とすり合うでしょう。

ところが、これだけテキスト化したにもかかわらず、担当がイメージしている細かな「シーン」については撮影・編集スタッフに伝えきれませんでした。

図形だけで簡単!絵コンテの書き方

心配性の担当は、撮影・編集時のトラブルを防止するため、撮影・編集スタッフにもしっかりと完成イメージを伝えようと絵コンテを書くことにしました。

丸と三角形、そして罫線で書かれていますが、人であることは伝わりますよね。

今度は四角形も追加して、机や魚などの撮影・編集するイメージを書きました。

余談ですが「しずる感(シズル感)」というのは、お肉を焼いたときの「ジュージュー」という擬音を英語で表した「sizzle」が由来です。人の感覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激するようなイメージのことで、「瑞々しさ」というような意味で使われたりもします。

今回の絵コンテは Adobe XD で作成しましたが、もっと手軽な PowerPoint(パワーポイント) や Excel(エクセル)、Googleスライドなどでも十分書けます。

実際、この時も簡単なものではありましたが、撮影・編集スタッフに絵コンテ見せたところ、それぞれで少し撮影イメージがずれていたことがわかりました。

簡易な絵コンテを見ながら打ち合わせを重ね、撮影当日には全員がほぼ同じ完成イメージを持つことができました。

パワポでOK!絵コンテのテンプレートをダウンロードする

100社以上の取材動画を作成してきた経験から、本当に使えるパワポ用の簡単なテンプレートを用意してみました。編集可能なパワーポイントファイルなので、すぐに絵コンテが作れます。もちろん、無料なのでぜひダウンロードして使ってみてください。

▶絵コンテ テンプレートのダウンロードはこちら

絵コンテにしたことで撮影・編集がスムーズに

実際の撮影風景

結論からお伝えすると、絵コンテを作成してからの撮影・編集は非常にスムーズでした。

▼絵コンテと制作動画のシーン比較

鮮魚の撮影となるため、撮影前日までどの魚で撮影するかがわからない、どんな調理法になるかわからないところもありました。

そのため絵コンテで詳しく指定せず、当日のカメラマンとリポーターにすべてお任せすることにしました。

実際、やはりプロにお任せしてよかったと思ったのが、その料理をアップで映すシーンでした。

絵コンテのざっくり感からしっかりと意図を汲み取ってもらえたのは、さすがプロですね。

調理や後片付けなどで少々撮影時間は延長しましたが、当初のざっくりしたイメージからとは思えないほど、いい動画を制作できたのではないかと思います。

▼動画はこちら

▼絵コンテや構成を考えるコツは過去記事でも解説しています。

絵コンテを書くのに絵のうまさは必要ない

正直なところ、担当の作成した絵コンテはただ丸や四角を並べただけの簡単なものです。

ですが、頭の中にだけあった動画のシーンを具体化してみるだけでも、関係者とのやりとりや共有が非常にスムーズとなりました。

初めて動画を作る時、絵コンテがあるとわかりやすいとわかっていても、「絵がうまくないから描きたくない」「これじゃ伝わらないかも」など悩む方も多いですね。

ですが、今回ご紹介したように丸や四角でざっくりと人物や撮影対象を置き、テキストで補足すれば十分わかりやすい絵コンテになります。棒人間の絵コンテでも意図が伝わればOKなのです!

映画やドラマのようなしっかりとした絵コンテである必要はありません。

それでも絵コンテが作れないときには「逆箱」でイメージに合う動画を選んで、制作会社と内容を詰めていくのも一つの手段です。パワポのテンプレートを活用して、動画構成を考えてみてくださいね。

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