知られざる「音」の効果と動画BGMを選ぶコツ。著作権には要注意!

動画制作

動画制作でこだわる部分がカメラワークや画質という人は多いでしょう。しかし、動画で使う「音」にも重要な役割があります。

音の持つ効果を知ると普段は気に留めないBGMでさえ、ないと困るものに変わるかもしれません。動画に入れるBGMや効果音の選び方を工夫して、訴求力の高いメッセージを届けましょう。

今回は「音」の持つ知られざる性質や効果に注目し、動画制作の上で役に立つ「BGM・効果音選びのコツ」と「音楽著作権」についてお話しします。

BGMと効果音は動画と相乗効果を生む

音は聴覚を刺激して視覚への情報伝達をサポートしています。そして、動画はインタラクティブな表現ができるリッチコンテンツです。

2つの要素をあわせると、新たな相乗効果として「訴求性」が高まり、「臨場感」が生まれます。音声と映像は互いに補完しながらターゲットの心をとらえる表現を形づくっています。

肉が焼けるジュージューという音、ビールをグラスに注ぐトクトクトクという音がなければ「おいしさ」は伝わりません。このような五感を刺激する要素のことを「シズル」と呼びます。

「音」は視覚への印象付けや聴覚に快楽を与える目的として使われることが多く、動画にストーリー性や感情、リズムをもたらします。動画制作におけるBGMや効果音は、動画のクオリティに直結する重要なポイントになります。。

動画広告の音が与える4つの効果

音が人に与える効果として「マスキング効果」「感情誘導効果」「イメージ誘導効果」「行動誘導効果」があげられます。

どれも人の無意識に働きかけるもので、すでに私たちの日常の中でも多くみられます。例を出しながら解説しますので、動画制作の際にお役立てください。

効果1「マスキング」

マスキング効果とは、大きい音をたてると小さな音が聞こえなくなるように、ふたつの異なる音を同時に出すと片方がかき消される現象です。

普段は意識しなくても、私たちの身の回りにはマスキングを利用したものがたくさんあります。例えば、エレベーター内やカフェのBGMは雑音や騒音をかき消し、心地よい空間を作るために流れています。

動画の雑音を消したい場合も、BGMのマスキング効果を応用してノイズを抑えることもできます。

効果2「感情誘導」

感情は記憶、動作、意思決定などの「行動」に深く関わってきます。

そして、音は短い時間で感情を動かす力を持っています。例えば、映画のBGMを耳にしたら不意に涙が流れてしまったなど、刺激を受けた次の瞬間「感情に影響が及ぶ」こともあります。

他にも、病院で流れるBGMには副交感神経を優位にさせ、不安を軽減させる効果があります。音による心理的影響は日常の様々なところで応用されているのです。

効果3「イメージ誘導」

BGMによって会場の雰囲気を優雅にしたり、子供向け商品だと強調したり、視覚へのイメージを決定付けるのも「音」です。

生活の中にはBGMやジングルを聞くだけで、とある番組や商品を思い浮かべることもあるでしょう。じつは視覚の持つイメージを決定づけることには聴覚からの刺激が大きな割合を占めています。

動画制作の場合、視聴者に感じてもらいたい気分を効果音やBGMで表現するとよいでしょう。

効果4「行動誘導」

音やBGMのテンポを変えるだけで、人は「歩くスピード」や「食べるスピード」などの行動が変化します。

マイナスに働く例をあげるなら、低価格帯のファミリーレストランでゆっくりした曲を流していたら回転率に影響します。また、ドライバーが、ものすごくハイテンポの曲を聞くと血圧に影響するかもしれません。

音は感情に影響を与え、人は感情に左右されます。人が行く先を決めたり、ものを買ったりするのは最終的には感情からのシグナルで判断しているのです。

動画制作におけるBGM・効果音選びのコツ

続いて、動画に使うBGM・効果音の選び方のコツを紹介します。

1つ目は「伝えたい情報に合わせてBGMを選ぶ」こと、2つ目は「動画カテゴリに合わせて音楽ジャンルを選ぶ」ことです。それぞれ解説していきます。

BGMは伝える情報にあわせて選ぶ

長尺動画などで詳細な情報を伝えるとき、動画のBGMとして選びたいのは「控えめなサウンドトラック」や「単調な効果音」です。

背景音としては一見地味に思えるBGMの方が、動作やナレーションを邪魔せず視聴者も情報に集中できます。

逆に、インパクトの強いBGMや効果音を多用しないよう気をつけましょう。視聴者の注意を音に奪われてしまいます。

動画カテゴリにあう音楽ジャンルを選ぶ

例えば、教育動画には集中力を支えるアンビエントミュージック、ビジネスPR動画には革新的でスピード感のあるイメージのBGMが適しています。

動画がクリエイティブ性を増しているように、音楽のニュージャンルも続々登場しています。動画カテゴリと音楽がミスマッチしないよう、適切なムードのBGMを探してみましょう。

 動画のBGM選びは「音楽著作権」に要注意!

音楽は著作権によって保護されています。著作権とは、自分の著作物に対して第三者の利用を制限できる権利のことです。

たとえ市販で購入したCDでもネット上のBGMでも、利用許諾されていない楽曲は動画に使用できません。また、ビジネスとして用いる場合は商用利用の可否を確認しましょう。

動画で配信可能な音楽の条件

・自作した音源(自ら演奏、または制作したもの)である

・配信先がJASRACと許諾契約を締結している動画投稿サービスである

・動画をアップロードするのは個人で、動画広告(PRや啓発動画)ではない

・レコード会社や権利者に許可を得ているもの

(引用:JASRAC管理楽曲

利用許諾が不要なケース

著作権は、原則として著作者が亡くなってから「70年」が経過すると消滅します。そして、保護期間を満了したあとは社会全体で共有できる文化的財産として誰もが著作物を自由に利用できるようになっています。

著作権フリーで使える動画用BGM販売サービス

動画制作において、音楽著作権の規定は少々ややこしいものです。

そこで、おすすめしたいの「著作権フリーとなる音楽販売サービス」の利用です。ビジネス利用が可能な「商用可」のBGMや効果音も用意されています。

効果音ラボ

https://soundeffect-lab.info/

商用無料・クレジット表記不要、比較的自由度の高いフリー効果音素材サイトです。Youtubeでよく聞く効果音が手に入るほか、声優による声素材も手に入ります。

生配信を盛り上げる「ポン出し機能」なども利用可能。

Artist

https://artlist.io/jp/

日本版サイトも用意されているロイヤリティフリーの音楽販売サービス。月額16.60ドルでBGMを無制限にダウンロード可能です。BGMは日々アップロードされており、様々なシーンで使えるトラックを直感的に探せます。

また、Artistのストック音源は世界的に有名な企業の動画広告に採用されています。YouTubeで使用するのであれば、収益化も認められています。

Audiostock

https://audiostock.jp/

日本最大級の音源数を誇る著作権フリーの音源販売サービス。月額2,178円から50万点以上のBGMをダウンロード可能です。投稿型サイトとなるため、個人やフリーランスの作った珍しい音源も手に入ります。

Audiostockでは、映像、アプリ、ゲーム、イベントなど多岐にわたる商業用途にも楽曲利用が許可され、単品購入も可能なためニーズに合わせて選ぶのがおすすめです。

まとめ

動画にとって「音」は重要な役割を持っています。音声と映像が一体となって人の心を動かし、訴求性の高いメッセージを伝達できます。ただ、ビジネスで用いる場合は音楽著作権に配慮しなければなりません。適切なムードのBGM選びは、動画の質に直結していることを覚えておいてくださいのましょう。

NayutaColumnへのお問い合わせはコチラ


◆お知らせ

LINE公式アカウントをはじめました!最新記事の公開情報など好評配信中です!
友達登録お待ちしております。QRコードの読み取り または 下のボタンから登録可能です。

友だち追加

ピックアップ記事

関連記事一覧