【初心者必見】制作会社に動画作成を依頼するときに準備したい10のこと

動画制作

本稿は2021年03月04日公開の「初心者でもスマートに動画制作を依頼!事前に準備したい10のこと」を加筆修正したものです。

「動画広告をYoutubeに出したい」「会社紹介の動画を作りたい」と思ったとき、動画制作の知識がなければ動画制作会社に依頼したいと考える方は多いです。

動画作成、動画編集のプロである制作会社にまかせれば、クオリティの高い動画コンテンツが完成します。

ですが、制作会社に依頼する場合でもいちばんやってはいけないのが「丸投げ」。

どんな動画を作りたいのか、なんのために動画を作りたいのかなど、何も準備せずに依頼するのはNGです。動画制作の初心者でも、動画についての基礎知識と事前準備は必ず必要です。

今回は「初心者でも制作会社へスマートに動画作成を依頼する方法」をテーマに、事前に準備したい10のことを詳しく解説します。

まずは動画制作の「目的」「予算」「納期」を決める

制作会社にコンタクトをとる前に、動画を作るうえで最も重要な3つのことを決めましょう。

  1. 動画の目的を決める
  2. 制作の予算を決める
  3. 納期を決める

これら3つが決まっていないと、制作会社と打ち合わせをしても話がうまくまとまらず、制作の企画自体がやり直しになってしまう恐れがあります。

 1.動画の目的を決める  

動画制作にかかわらず、何かを企画する際には目的やゴールなくして進めることは危険です。

特に「動画を作ること」が目的にならないように、動画を使って何をしたいのかをきちんと決めておきましょう。この目的が決まっていないと、動画の方向性や戦略にブレが生じ思った効果が出ないということにもなりかねません。

初心者ほどひとつの動画にあれこれ詰め込みがちです。何のために動画を作るのか、を見失わないようにすることが大切です。

なお、よくある失敗例として「認知拡大」と「集客」を同時に行おうとしてしまうことがあります。「認知を増やす」と「顧客を集める」はそれぞれ別の目的ですので、1つの動画でまとめて入れるのではなく、できる限り目的を1つに絞っておきましょう。

 2.制作の予算を決める  

予算によって、制作会社はどの程度のパフォーマンスで動画を作るかを検討します。

制作したい動画の構成によっては、予算内での制作が難しい場合もありますので、予算が決められない場合には制作会社に相談することも良いでしょう。

とはいえ、おおよそ動画1本につき支払可能な金額はしっかり見積もっておき、そのうえで制作会社に相談するとスムーズですね。

また、制作会社によっては制作費用とは別に、ナレーションや人物などのキャスティング、修正費用などが追加で発生する場合もありますので、ここも考慮して予算を決めておきましょう。

 3.納期を決める  

制作した動画をいつ使うのか、修正期間も想定して納期を決めましょう。

パッと見て編集が簡単そうに見える動画でも、実は制作には2週間以上かかるという場合もあります。とくに撮影やフルオーダーメイド動画となると、実際には数か月かかるという事もありますので、制作会社にも制作期間を確認すると良いですね。

また、制作した動画を上長や別部署などへの確認が必要な場合には、その期間も考慮して納期を決めていきましょう。

具体的な動画のイメージを制作会社に伝える

次は制作会社に依頼をする際にあると良いこと4つを解説していきます。

  1. 参考動画を探す
  2. ターゲットを設定する
  3. 配信媒体を決める
  4. 動画の長さを決める

上記の4つについて決めておくと、制作会社とのやり取りがスムーズになります。どんな動画を作成したいのか、具体的なイメージを固めていきましょう。

 1.参考動画を探す  

動画の目的を決めるときにも、すでにある動画を参考にしているかと思います。具体的にどんなイメージなのかを伝えるときには、参考となる動画を伝えるとスムーズですね。

その際には、もちろん目的も伝えることを忘れずに。

ただし動画のクオリティには注意が必要です。

例えば、実は数百万円ほどで作られた動画と同じだけのクオリティで、しかし予算は数十万円で作ってほしいと依頼しても、どの制作会社も依頼を受けてはくれません。

明確にイメージしている動画があれば、制作会社に「この動画と同じイメージならば制作予算はどのくらいかかるのか」と相談すると良いでしょう。

 2.ターゲットを設定する  

目的が決まっていれば、当然ターゲットもいますね。制作会社もターゲットによって、動画のテイストを検討します。

ターゲットは「性別」「年齢」だけではなく、ペルソナとして「職業」「○○な人」「どこに住んでいる」などより具体的に決めておくと、次の配信媒体なども考えやすくなりますよ。

 3.配信媒体を決める  

動画の配信がどこで行われるかによって、動画のテイストにも違いが出ます。

例えば、自社サイト内だけなのか、より多くの人の目に触れるようにSNSや交通広告、テレビCMなどその配信先によってテイストが変わりますよね。

さらに、配信媒体によってはファイル形式や解像度、動画の長さやサイズなども異なりますので、メインで配信する先はきちんと決めておきましょう。

SNSごとに規格が異なっているので、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

動画製作者必見!SNS等の媒体ごとで定められた適切な規格とサイズ一覧

 4.動画の長さを決める  

動画の長さは先ほどの配信先にもよりますが、30秒、60秒、120秒などざっくりと決めておくようにしましょう。その主な理由は「長さによって制作費が変わる」「動画内に入れるメッセージ量が変わる」の2点が挙げられます。

また、長ければ長いほどメッセージの量を入れられると考えがちですが、実際には大きく3つほどに絞っておくことが重要です。動画を視聴するうえで、たくさんのメッセージが込められていると、視聴者は見終わった後に「何が大事なことだったのか」がわかりづらくなり、記憶に残りづらくなるためです。

伝えたいメッセージによって動画の長さを考えるのも良いでしょう。

初心者でも動画のクオリティを上げるコツ

せっかく制作会社に動画作成を依頼するのなら、クオリティの高い動画の完成を期待したいものです。動画制作初心者でも、制作会社とのコミュニケーションが密であれば、クオリティの高い動画を作ることは可能です。

具体的には、

  1. KPI
  2. 動画構成案とメッセージ
  3. 会社案内・事業紹介の資料

を共有できると、動画の完成度が格段にアップします。

 1.KPI  

ビジネスでもよく聞く「KPI(Key Performance Indicator)」という指標については動画制作でも重要です。

動画の目的によって「視聴者数」「動画再生数」「広告や動画からのクリック遷移数」など、具体的な数値が決まっていると、制作会社としても戦略を考えやすく、それらも踏まえた制作が可能になります。

KPIについて詳しくは以下の記事でも詳しく紹介しています。

目的で見る数値が変わる!?動画施策KPIの適切な設計方法

 2.動画構成案とメッセージ  

訴求したいメッセージは、動画の目的や長さ、方向性などに影響します。

例えば、採用が目的のときに「自社の雰囲気」「募集職種の業務内容」「入社後のイメージ」などを入れると、その募集内容への理解も進むでしょう。

ですがもし、同じく採用目的の動画が「自社の強み」「他社と違う魅力」「自社の業績」といった会社紹介のような内容では、募集内容のイメージと直接合致せず、何が伝えたかったのかわかりづらい動画になってしまいますね。

先ほどの「動画の長さ」でも触れましたが、目的に合わせて大きく3つほどのメッセージに絞り、さらに動画の長さと比較してどの程度のメッセージ量を入れるかを検討していきましょう。

また、メッセージが決まったら一度、音読や黙読でどの程度の時間になるかをストップウォッチで計ってみると適切なメッセージ量と動画の長さを考えやすくなります。

「動画構成案」や「絵コンテ」を書いてみて、制作会社との打ち合わせに挑むのも効果的です。簡単なメモ程度のものでも構いません。そこからさらにブラッシュアップを重ねていけば、お互いに認識のずれが生じにくくなります。

絵コンテの書き方は以下の記事でも詳しく解説しています。

絵コンテの書き方・構成の考え方のコツ。初めてでもできる動画制作

 3.会社案内・事業紹介の資料  

これは制作会社によっても変わりますが、良い制作会社はクライアントである、あなたの会社・サービスをより理解したうえで制作してくれます。

そのため、会社案内やサービス紹介資料、営業資料、過去に制作した動画やページなど、多くの情報を用意しておきましょう。

また、業界によっては撮影NGの箇所などもあると思います。

そういった特殊な撮影技術が必要かどうか、制作可否の判断基準にもなりますので、どんな些細な資料でも渡しておくと良いですね。

動画制作会社の選び方

ここまでの準備ができたら、いよいよ制作会社を選んでいきます。

まずは動画の目的とイメージ、そして予算から大手・中小・個人のどこに発注したいかを決めましょう。

▼制作会社規模でのメリット&デメリット

項目大手中小個人
クオリティ
映像、アニメーションなど全体的にクオリティが高い

一定のクオリティ。求めるものに対し足りない場合もある

各人によってクオリティにバラツキがある
企画
企画からすべて丸投げも可能なことが多い

大手に比べ全て丸投げは難しいが、小回りや相談がしやすい
×
基本的に制作にのみ特化していることが多く、企画などは自分で考える必要がある
制作費用×
基本、費用は高い

大手に比べると手頃

費用は大手・中小とは比べられないほど安い
納期
小回りが利きづらい

大手に比べれば小回りが利く

短納期での依頼がしやすい
プロモーション
企画段階から戦略を考えてくれるところも多い

大手には劣るがある程度の戦略は考えてくれる
×
制作に特化しているため、プロモーションなどの戦略を任せるには向かない

おおよそどの規模にするか決まったら、その制作会社の制作実績からクオリティを確認しましょう。また、制作会社によって得意な業界やジャンルなども判断できますので、作りたいジャンルの制作経験が豊富かどうかも確認できます。

おおよそ何社か制作会社を絞ったら、各会社に見積りをお願いしてみましょう。

見積りの内訳が明確ではない場合、追加費用などが発生し予算を上回る請求など、トラブルになる可能性がありますので、しっかりと企画・撮影・編集など工程ごとの内訳が記載された会社を選びましょう。

さらに、担当者とのコミュニケーションが円滑かどうかも重要なポイントです。担当者とやりとりがプロジェクト全体のクオリティに左右すると言っても過言ではありません。

 制作会社を選ぶポイントをおさらい  

  1. 発注する制作会社の規模を定める
  2. 制作実績に自社が作りたいものと似たイメージがある
  3. 見積りが明瞭である
  4. 担当とのコミュニケーションが円滑である

準備の徹底次第で動画の質も大きく変わる

以上、動画作成を制作会社に依頼するときに準備したい10項目と制作会社選びのポイントを解説してきましたが、それぞれの準備がなぜ必要だったのか、今一度解説します。

依頼前に最低限決めておく3つのこと

  1. 動画の目的を決める
  2. 制作の予算を決める
  3. 納期を決める

制作会社とのコミュニケーションをより円滑にするために最低限必要な準備です。この準備ができていないと、どんな制作会社も依頼を受けてもらえない可能性がありますので、しっかりと決めましょう。

依頼の際に制作会社に伝えたい4つのこと

  1. 参考動画を探す
  2. ターゲットを設定する
  3. 配信媒体を決める
  4. 動画の長さを決める

こちらも制作会社とのコミュニケーションを円滑にすることはもちろん、自社がどのようなイメージを持って動画制作を依頼したいのかがより具体的になる準備です。

さらに質を上げる3つのこと

  1. KPI
  2. 動画構成案とメッセージ
  3. 会社案内・事業紹介の資料

最後に制作会社からも適切な提案をもらうための準備です。自社への理解が深いほど良い情報になるので、しっかりと準備しておくとプロジェクトの成功につながります。

動画制作などのクリエイティブな依頼を発注する場合、こうした事前準備の差がクオリティの差に直結しますので、多少時間をかけてでも丁寧に準備しましょう。

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