YouTubeに追加された動的ラインナップ機能の使い方

動画広告

2020年9月16日より、YouTube広告の新機能として動的ラインナップ(ダイナミックラインナップ)がリリースされました。

5Gサービスの実用化やコロナ禍をきっかけとする巣ごもり需要の拡大などの追い風要因もあり、ビジネスにおいてもYouTubeの運用は最重要テーマの一つになりました。そして、動的ラインナップは、YouTube集客・ブランディングを考えるうえで、必ず押さえておきたい広告サービスですね。

この記事では、動的ラインナップの概要・メリット・注意点を紹介したうえで、導入方法や導入後に効果を最大化させるためのポイントを解説します。

YouTubeからの売り上げ拡大や集客アップを目指す企業の担当者様は、ぜひ参考にしてください。

YouTubeの動的ラインナップとは?

動的ラインナップとは、Googleの機械学習を利用した「次世代のコンテンツターゲット」を指します。一言でいえば、テーマをあらかじめ設定しておくと、設定したテーマに近いコンテンツを視聴しているユーザーに、自動的に広告が配信されるサービスのことです。

※コンテンツターゲットとは、特定の内容やキーワードを含むコンテンツに広告を配信することです。

Googleの機械学習によって、YouTubeに投稿されている動画が細かく分析されるため、動的ラインナップを利用すると関連性のある動画の視聴者に対して広告を出稿できます。

YouTube動的ラインナップのGoogle広告レポートでは、以下の機能が利用可能です。

  • リアルタイム更新
  • 推奨予算の提案
  • 月ごとのラインナップ表示回数の確認

これらの機能を活用することで、予算や状況に合った広告配信が可能ですよ。
なお、動的ラインナップは、2021年3月現在日本を含む10か国で利用できます。

動的ラインナップの3つのメリット

動的ラインナップが「次世代の動的ラインナップ」と呼ばれるのは、独自の強み・メリットをもっているからです。広告を出稿する企業にとってのメリットを、3点解説します。

ニーズにマッチした新規顧客獲得につながる

動的ラインナップは、他のYouTube広告やインターネット広告(リスティング広告やリターゲティング広告など)と同様、新規顧客の獲得につながります。

しかも、動的ラインナップからの流入の大きな特徴は、自社のコンテンツにテーマに興味をもっている顧客にリーチできるため、精度が高い点ですね。

例えば、同じ化粧品であっても、商品によって価格や特徴などの違いから、実際のターゲット層はかなり細分化されます。動的ラインナップではこれらの細部の情報まで細かく分析し、的確なターゲティングをおこないましょう。

ブランディングに効果がある

動的ラインナップを利用していると、ユーザーが好みの動画を使用している際に、広告主の広告を見る機会が増えます。繰り返し広告を訴求することで、その分野の代表的なブランドとして、自社を印象づけられますね。

2021年3月現在、619種の動的ラインナップが存在し、そのうち日本国内をターゲットにしたものは42種。サービス開始後にターゲットの数は増加し続けているので、今後も増加していく見込みです。

外的要因にも対応できる

企業において、販売手法や集客手法が多様化する中、マーケティング担当者は多種多様な要因を分析・実験・検証し、最適な戦略を実践していかなくてはなりません。動的ラインナップ場合、機械学習を常におこなっていることから、トレンドや気候などの外的要因にも自動的に対応できます。

マーケティング担当者にとっては、外的要因を予想しながら最適な広告出稿費や出向先の媒体をその都度考える手間が軽減されます。同時に、広告の精度アップも見込めるでしょう。

動的ラインナップを利用する際の注意点

動的ラインナップを利用する際には、ガイドラインに違反しないように注意しなくてはなりません。
禁止事項は、以下のとおりです。

  • 高度なオーディエンスターゲティングを重複して設定する
    ※オーディエンスターゲティング:広告枠ではなく、動画の閲覧履歴やユーザー属性などの「人」に対して出稿する広告手法
  • キーワードターゲティングを重複して設定する
    ※必ず、広告キャンペーンごとに一つの広告キャンペーン枠を設定しなくてはなりません。
  • デジタルコンテンツのラベル、オーディエンス、トピック、キーワードを除外する
    ※コンテンツの除外は、関連のないコンテンツに広告出稿されることを防止する機能です。
    ただし、除外をすると、動的ラインナップを利用できません。
  • 同じキャンペーン内で動的ラインナップと他のターゲティングタイプを併用する
    ※部分一致のキーワード広告を出稿しても、動的ラインナップが優先されます。
    ただし、完全一致のキーワード広告を出稿した場合は、キーワード広告が優先されます。

動的ラインナップの設定方法

動的ラインナップの設定は、非常にシンプルです。Google 広告にログインしたら、以下の流れで設定を進めてください。

  1. ページメニューで、[キャンペーン] をクリック。
  2. プラスボタンをクリックし、[新しいキャンペーンを作成]を選択。
  3. キャンペーンの目標を選択し、キャンペーン タイプ[動画]を選択(「目的」は選択しない)。
  4. キャンペーンの目標に応じて、入札戦略として[目標インプレッション単価]または[コンバージョン数の最大化]を選択。
  5. [ネットワーク]で、[YouTube 検索結果][ディスプレイ ネットワークの動画パートナー]の選択を解除。
    ※[コンテンツの除外] で、以下のように設定します(動的ラインナップを表示するための推奨設定)。
  6. 広告枠のタイプ: [標準広告枠] または [拡張広告枠] を選択。
    ※以下の2項目は、ガイドラインに反するため、要注意。
    ・除外済みのタイプとラベル: デジタル コンテンツのラベルの除外
    ・オーディエンス ターゲティングやコンテンツ ターゲット(ユーザー属性、キーワード、トピック、オーディエンスなど)の選択または除外
  7. [プレースメント][動画ラインナップ] を選択し、キャンペーンに追加する動的ラインナップを選択。

以上のような工程がありますが、実際はキャンペーン画面にて手順通りに進めていけば登録作業は完了します。

動的ラインナップをより効果的に活用するために必要なこと

動画ラインナップは、売上の増加や自社のブランディングにつなげるために設定すべき、広告戦略です。従って、広告を出稿したら、その効果を最大化させるための運用が必要とされます。

そのために意識したい「コツ」は3点あります。

  • more content (より内容のある動画を)
    せっかく視聴者が自社のコンテンツを視聴してくれても、コンテンツの内容が優れていなければ、売上やブランディングにはつながりません。それどころか、コンテンツ自体途中で離脱される可能性が高いでしょう。
  • more capabilities(より機能的に)
    視聴者を魅了したり、疑問を解消したりするコンテンツを作成することで、視聴者は購買やチャンネル登録などの行動をとる可能性が高まります。
  • more certainly(確度)
    信頼性の高い情報を提供することにより、視聴者から信頼され、ブランド力を高められます。

上記の3点から、YouTubeでの集客アップのコツは、WebサイトのSEOの考えにとてもよく似ていることがわかります。多くの視聴者に動画経由で自社や自社商品のファンになってもらうためには、小手先のテクニックだけではなく、コンテンツ自体の内容を高める作業が重要です。

まとめ

企業の集客やブランディングを考える際に、YouTubeは極めて重要なプラットフォームの一つです。そして、YouTubeの効果を高められる広告手法として2020年9月にリリースされたのが、動的ラインナップです。

機械学習の仕組みを応用して設計された動的ラインナップを活用することで、企業は予算に応じて最適なプロモーション活動を実施できます。うまく活用できれば、集客力のアップやブランディングの効果が期待できますよ。

良質な動画コンテンツを配信したうえで、禁止事項に注意をして動的ラインナップを活用すれば、絶大な効果が得られるでしょう。


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