ECを利用するシニアは3倍に!シニアマーケティングをするなら「EC」と「動画」 に注目

動画マーケティング

「シニア層はインターネットを使わない」「シニア層はオンラインショッピングをしない」「シニア層は動画を見ない」と思い込んでいませんか?

2020年から2021年にかけてのコロナ禍は市場に大きな変化をもたらしました。特に顕著なのはシニアのオンライン行動。この1年で、「EC」と「動画」を利用するシニアが急増しています。

高齢社会といわれる今、シニア市場は無視できない規模まで成長しています。今回はシニアマーケティングに注目し、シニア層に特化した動画広告の作り方や展開方法について詳しく解説します。

シニアマーケティングとは

「シニア」とは一般的には高齢者を意味していますが、その定義はあいまいです。WHO(世界保健機構)によれば65歳以上の人をシニアと定義しているようです。

内閣府の『令和3年版高齢社会白書』によると、日本の総人口は1億2,571万人で、そのうち65歳以上のシニア層は3,619万人で、高齢化率は28.8%だそうです(2020年10月1日現在)。

2065年には総人口は8,808万人、シニア層は3,381万人で、約2.6人に1人が65歳以上になると予測されています。高齢化が進むにともなって、シニア市場も拡大し続けることは間違いないでしょう。

シニア市場は100兆円超え

みずほ銀行の『みずほ産業調査 Vol.39』によれば、2025年のシニア向けマーケットは100兆円規模に成長する見通しとのこと。

65歳以上のシニア層の人口増加、それにともなった市場規模の拡大によって、今後はますますシニア向けマーケットが注目を集めるでしょう。

しかし、シニア向けマーケットは未だ前例がない領域。様々な企業が参入を試みたものの、失敗したという事例も少なくありません。仮説を立てて検証しながら、慎重に分析を進めている段階だと考えられます。

どの業界にも大きなビジネスチャンスが期待できる反面、戦略的なマーケティングが求められています。

コロナ禍で変化、シニア層のオンライン行動

2020年から2021年にかけてのコロナ禍は、はからずもシニア層のインターネット利用率を上げるという変化をもたらしました。

新型コロナウイルスはシニア層の重症化が懸念されることから、外出や対面でのコミュニケーションは避けたいと思う人は少なくありません。

突然始まった非対面・非接触という「新しい生活様式」は、シニア市場のインターネットへの進出を加速させました。

シニアのインターネット利用率は9割以上

まずは、シニアのインターネット利用率を見てみましょう。総務省の『令和2年通信利用動向調査』によると、シニア層のインターネット利用の割合は60~69歳で82.7%、70~79歳で59.6%、80歳以上で25.6%という結果に。【図1】

特に60歳〜69歳のインターネット利用率は高く、13~59歳のシニア以外の年齢層と比べても大きな差はありません。

また、平成30年から令和元年にかけての伸び率が大きく、シニア層に急激にインターネット利用が広まったことがわかります。

【図1】

インターネットを利用するデバイスについても、ほとんどの年代でスマートフォンがパソコンを上回っています。【図2】

【図2】

シニアの「動画投稿サイト」「ネットショッピング 」利用が増加

具体的にどのような変化があったのか、株式会社博報堂と株式会社オースタンスが共同で実施した『博報堂シニアビジネスフォース × 趣味人倶楽部「アクティブシニア調査」 【オンライン行動編】』の結果をもとに詳しく見ていきましょう。

この調査は日本最大級のシニア向けSNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員(60~94歳)約800人を対象に、コロナ禍がアクティブシニアにどのような影響を及ぼしているかについての調査を2021年3月に実施したものです。

ちなみに、アクティブシニアとは「趣味や交流を楽しんでいる活動的な60歳以上のシニア」と定義づけられています。

2020年4月の調査結果と比較すると、オンラインで行うことが増えたものについては「動画投稿サイトの視聴」「ネットショッピング」「WEB会議ツール」が10ポイント以上増加していることがわかります。逆に「ネットニュースを読む」は減少しているという結果に【図1】

「オンライン帰省」「オンライン講座」がトレンドになったように、「WEB会議ツール」の広がりも特徴的です。

【図1】

シニアのEC利用は昨年の3倍

特に注目すべきなのは、「コロナ前と比べネットショッピングの利用が増えた」という点ではないでしょうか。2020年では9.6%だったのに対し、2021年では30.5%と約3倍になっています【図2】

【図2】

 オンライン購入が多いものは「衛生商品(マスクなど) 」「趣味関連商品」「食品」、 オンライン購入が増えたものは「家電・電化製品」「趣味関連商品」「衣類」という結果でした。

また、孤独を癒す手段としてあげらたのは、1位「テレビ・動画・本を楽しむ(58.8%)」のエンタメ系コンテンツに次いで「メッセンジャーアプリやメールのやりとり(48.8%)」、「メッセンジャーアプリでの通話(21.1%)」が続きました。

シニア層がインターネットを使うのはもはや当たり前で、ECサイトを利用した積極的な購買、動画サブスクでおうち時間を拡充するなどマーケティングチャンスが拡大していくことが予想されます。

シニアマーケティングを成功させるには

100兆円規模といわれるシニア市場、多くの企業が進出したいと考えるのは必然ですね。

これからは、「シニア層はインターネットを使う」「シニア層はオンラインショッピングをする」「シニア層は動画を見る」という認識がスタンダードになるでしょう。

それと同時に、アクティブシニア向けのWEBマーケティングも重要になってきます。20代~30代と同じ手法では成果は期待できないでしょう。

とはいっても、まだまだ前例のない市場。効果的なマーケティング手法はこれから見つけていかなくてはなりません。

マーケティングの鍵は「わかりやすさ」

これまでのシニアマーケティングといえば、チラシやDMを使った紙媒体のものが主流でした。これからのシニアマーケティングの主戦場はWEBへとシフトしていくはずです。

ひとくちにシニアといっても、属性や趣味嗜好はさまざまです。ITリテラシーも人それぞれでしょう。

ECサイトを例にあげると、「文字が小さくて読みづらい」というトラブルはよく耳にします。情報の量や見せ方を工夫しないと、誤認やトラブルに発展しかねません。たったそれだけのことでチャンスを逃してしまうのはあまりにももったいないですね。

WEBマーケティングでも「わかりやすさ」を重視した訴求やUIが求められます。

「シニア向け動画」でアプローチ

そこで注目されているのが「シニア向け動画」です。

動画は伝えられる情報量が多く、印象に残りやすいという特性があります。ECで買い物をするときでも、商品の詳細情報や使い方を説明動画にしたほうが伝わりやすいです。文字や画像だけでで訴求するよりも、コンバージョンにも結びつきやすくなるのではないでしょうか。

また、Youtubeを積極的に利用するシニアが多いことから「動画広告」も効果的でしょう。LINEやFacebook、Instagramにも動画広告を配信できるので、シニアにターゲットを絞ったマーケティングも戦略として成り立ちます。

どのような訴求がいいのか、どのような媒体が効果的なのかは検証を重ねる必要がありますが、シニア層と動画の相性を考えると非常に効果的にアプローチできるのではないでしょうか。

SNSごとの動画広告の特徴については、過去の記事もご参照ください。

2021年「SNS×動画広告」4大配信メディア別の概要と動画活用ポイント

まとめ

シニアマーケティングのなかでも、特にWEBマーケティングが注目される背景には、「インターネット利用率の増加」「スマホ所持率の増加」があります。

100兆円規模といわれるシニア市場、競合他社に負けないためにはシニアマーケティングは欠かせない要素です。

特にECサイトやSNSを利用するシニア層が増えていることから、インターネット広告や動画広告による集客や販売促進も戦略的に展開しなければなりません。

信頼度をどうやって高めるか、必要な情報をどうやって伝えるか。そう考えたときに、やはり「動画」を使うメリットは大きいです。シニア向けの動画制作、動画マーケティングを見据えてプランニングしてみましょう。

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