採用動画の効果とは?コロナ禍で注目の採用DXとオンライン就活

動画マーケティング

就活も採用もオンラインで。コロナ禍によって、そんな新しい常識が生まれています。

企業にとっても、優秀な学生を採用するにはオンラインによる情報発信は欠かせないものとなっています。採用DX化に取り組むなかで、特に注目を集めているのが「採用動画」です。

今回は採用動画の効果や活用のポイントなど、実際の調査データをもとに詳しく解説していきます。

オンライン就活の課題

移動や密集を避けるため、情報収集も情報発信もオンラインに限られているのが現状です。

逆に言うと、企業の魅力、ビジョン、事業内容、そこで働く人など、「企業が発信したい情報」も「学生が知りたい情報」もオンライン上になければ、採用活動ができないということもあるでしょう。

また、対面式の面接とは異なり、オンライン就活ならではの課題もあるようです。株式会社EXIDEAが行った「コロナ禍における採用DX推進の課題に関するアンケート調査」(N=企業の人事採用担当222名)の結果をもとに詳しく見ていきましょう。

オンライン就活のデメリットはミスマッチ!?

「あなたがお勤めの会社が特に解決したい採用課題はどの部分が挙げられますか?(複数回答)」の質問に対しては、「候補者の質(求めるスキルを持つ人材から応募が来ない)」が最も多く、「入社後のミスマッチ」「選考過程(次選考への辞退率の高さなど)」が続きました。

対面式の就活の場合、「候補者の母集団形成」が課題のトップにあがっていましたが、コロナ禍では転じて「質」に課題を感じる企業が増えているようです。

対面とオンラインでの就職活動では、やはり「企業が発信したい情報」と「学生が知りたい情報」にギャップが生じがちです。それがミスマッチや選考辞退に繋がっていると考えられます。

「採用動画」と「オウンドメディア」が新たなトレンドに

近頃、「採用DX(採用デジタルトランスフォーメーション)」という言葉も知られるようになりました。

採用DXとはただデジタル化すればいいというものではありません。採用DXの目的は、あくまでも優秀な人材を安定的に採用することです。ツールはそのための手段となるものです。

優秀な人材を採用するには、自社の魅力をどう学生に伝えるかという「CX(候補者体験)」に重点が置かれていたと思います。採用DXでは「EX(従業員体験)」の進化と改善にまで踏み込み、魅力を創出するという考え方です。

ちなみに、EXとは従業員が働くことで体験できることすべてを指します。スキルや経験だけでなく、福利厚生やアメニティなどのほか、情緒的な体験も重要な要素となります。

採用動画に取り組む企業は3割以上

「採用DXについてあなたがお勤めの会社で進められている内容は下記の内どれですか?(複数回答)」の質問では、「自社オウンドメディア運営による情報発信」が約4割、「採用動画制作&オンライン活用」が約3割という結果に。

オウンドメディアとは、ブログやメルマガなど自社で所有・管理するメディアのことをいいます。メルカリの「mercan」やサイボウズの「サイボウズ式」が採用オウンドメディアの成功事例としてよく知られています。

採用動画とは、会社紹介動画というよりは、職場の雰囲気や一緒に働く人のイメージを掴んでもらうための動画のことをいいます。例えばアクセンチュアの採用動画は社員インタビューを中心に構成されており、職場の雰囲気がよくわかります。

Accenture「モノヅクリ」Engineers 東京 新卒採用編

オンラインでもカルチャーや人を伝えたい

「採用情報発信について、もっと力を入れるべきだと考えているものはどれですか?(複数回答)」という質問では、「自社の社風(カルチャー)、働き方、働く人の情報発信」がトップに。

「カルチャー」や「人」については、オンラインでは伝えにくいのが課題です。採用のミスマッチを防ぐためにも、オウンドメディアや採用動画を通じた情報発信が重視されていることがわかります。

▼採用動画のメリットについて、以下の記事でも詳しくまとめています。

採用動画の効果とは?

ここで気になるのが「採用動画の効果」ですね。採用動画を制作するにもコストがかかります。費用対効果がネックになって、採用動画制作に踏み切れないという人も多いでしょう。

実際、「コンテンツ制作の工数(労力)がかかり出来ていない」が課題のトップにあげられています。採用動画は動画というコンテンツが必要になります。クオリティを求めれば求めるほど工数はかかるものです。

採用動画に工数をかける価値があるのかどうか、2021年3月に株式会社EXIDEAと株式会社Cheerが就職活動生を対象に共同で行った「コロナ禍における就職活動の変化に関するアンケート調査」をもとに、採用動画の効果を見てみましょう。

最も心に残るのは「社員インタビュー」

採用動画で印象に残る内容についての質問(複数回答)では「社員インタビュー」が7割と高ポイント、次いで「事業紹介」があげられています。

また、もっと知りたいと思った情報についての質問でも「社員の人柄」「社風」がトップに。企業側も伝えたいと思っている情報ではありますが、なかなか学生に伝わっていないのかもしれませんね。

採用動画が志望度アップのきっかけに

この調査では、採用動画で7割が志望度がアップしたというポジティブな結果も得られています。

また、移動時間や金銭的な面から、学生にとってオンライン就活そのもののメリットが大きいです。オンライン就活に取り組む企業、採用動画を公開している企業ほどポジティブな印象を持つようです。

▼採用動画の効果について、成功事例とともに以下の記事で紹介しています。

2022年卒生は「採用動画」に好印象!オンライン就活は動画とSNSが心をつかむ

採用動画を制作するときのコツ

採用動画に求められているのは、「社員の人柄」「社風」などの情報が得られることです。学生がオンライン上で得られる情報には限りがあるため、採用動画でどこまでカバーできるかがポイントになります。

どんな動画構成案にするか考えることも大切ですが、まずはEX(従業員体験)向上から注力する企業も多いです。

EXはもともとは従業員のパフォーマンスを最大限に高める取り組みのこと。近年では採用DX化の一端として、業務効率化や働きがいといった従業員のエンゲージメントを高めるための施策を指しています。

EXに取り組むことでパフォーマンスの向上、離職率の低下はもちろん、対外的な効果として企業イメージが向上するというメリットも得られます。従業員に目を向けて改善を重ねていくことが、採用希望者の増加に繋がるというわけです。

企業の魅力を作るという意味でも、EXに注目した改善と採用動画は効果的といえます。

まとめ

オンライン就活で学生を採用するなら、志望者管理、採用サイト開設、WEB面接・適性検査、日程調整など、オンライン動線は必須になります。ただし、単純に選考フローをオンライン化することを採用DXとはいいません。

採用DXとは「CX(候補者体験)」と「EX(従業員体験)」の向上を踏まえて、採用手法や組織が進化することをいいます。

採用動画を作るなら、学生に自社の魅力をどう伝えるかと同時に、従業員のエンゲージメントをどう高めるかもポイントになります。効果のある採用動画を作るなら、まずはEXに目を向ける。それがオンライン就活、採用DXという変革の時代の勝ち筋になりそうです。

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